息子が生まれて1ヶ月

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明日で息子が生まれて1ヶ月となる。

忘れないうちに生まれた日のことを書いておく。

予定日の9月26日の0時頃、さて就寝するかと横になっていたら、パチンとなった感覚があり「もしや破水…?」と思ったら、案の定それだった。

急いで病院に行き、即入院。

NSTをつけて、様子を見ていた。

生理痛のような痛みがきはじめる。

数時間経った頃、NSTから警告音が鳴り、看護師さんが何人か慌てて駆けつけて、酸素マスクをつけられる。心拍が下がっているとのこと。深呼吸をしてと言われるがまま、必死に息を吸ったり吐いたりを繰り返していた。

しばらくして持ち直した。

びっくりさせてごめんねと看護師さんに言われて、少しほっとしたのを覚えている。

無痛分娩を希望していたので、それができる分娩室に移動となった。

いかにもな分娩室にひとり、陣痛の痛みに悶え苦しむ時間が始まる。めちゃくちゃ痛くて苦しんでるのに誰も様子を見にきてくれない時間が長いのが、心細くて辛くなった。

子宮口も開いてきたが、まだ無痛分娩をできるほどじゃないので様子を見られていたところ、またNSTの警告音が鳴る。

看護師さんがまた何人も駆け付けて、医師も来て、酸素マスク着用。

赤ちゃんが苦しい状況だから、帝王切開も検討しようと話された。

妊娠中、特に大きな問題なくきたので、まさか帝王切開になるとは思ってもみなかったので、かなり動揺した。

泣きたくなりながら、また息を吸ったり吐いたりしていたら、赤ちゃんが持ち直し、またもう少し様子を見ようと言われ、帝王切開は免れただろうか…?と思った。

陣痛の痛みを鼻からスイカを出すような痛みとよく例えられるが、まさに出てくるはずのないスイカが出てこようとしてる感覚は、本当に本当に痛かった。

妊娠中に呼吸法やイメージトレーニングをしておいた方がいいと言われたが、その痛みを前には何にもならない…。

ほとんど泣きながら苦しんでいると、再度NSTから警告音が鳴る。

鳴ってしまった…と思っているところに医師が来て、「やっぱり赤ちゃん出てこれなくて苦しい状況だから、帝王切開にしよう」と。

次は手術室の方へ移動。

麻酔を打って、痛みの度合いなどを確認されて、手術が始まった。

どのくらい時間が経ったか、どんな流れだったかなど、あまり覚えていないが、ゆさゆさと引っ張り出されている感覚は覚えている。

しばらくして、産声が聞こえて、おめでとうございますと声をかけられ、横目に生まれたばかりの息子が見えた。

陣痛がきた夜中2時頃から8時間ほど経った朝10時頃。

無事に生まれてきて、心底ほっとして、涙が出てきた。

看護師さんたちはもうワイワイしていて「かわいい〜!お母さん似だよ!お父さんの顔知らないけど!」なんて話していた。

手術した医師たちは雑談をしながら、開いたおなかを閉じていっていた。

そういえばそろそろ生まれるからと分娩室で夫に電話するように言われてしたけど、自分で電話するものなんだなと思った。連絡してくれるものかと思っていた。

待機していた夫は、先に息子と対面し、手術が終わって、血の気が引いてガタガタとしている私と次に対面した。

息子と3人で少しの間過ごす。

私もようやくちゃんと息子を見たら、生まれたてというのにしっかりとした二重で、全く自分に似ておらず、夫に本当によく似ていた。

分娩の時のことはこんな感じだった。

生まれたてふにゃふにゃだった息子も、1ヶ月経過して、顔もはっきりとしてきて、赤ちゃんらしくなっている。

明日は1ヶ月健診。

これからも無事成長していきますように。

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